相手の会話は「重要な部分だけを聞き取る」事である程度の予測が出来ます。
例えばホテルで、How would you like to pay your deposit?(預かり金の支払い方法はどうなさいますか?)という質問のHow(どのように)とdeposit(預かり金)という単語を知っていれば、意味は理解出来ます。
もし「聞き取れなければ聞き返す、または聞き取れた部分だけ使って聞き返す」という方法もあります。
聞き返すときは以下を組み合わせたりして色々使うのがお勧めです。
Sorry? /Pardon me? (失礼ですが?)
Say that again, please? ( もう一度言って下さい。)
I don’t understand. (意味が良くわかりません。)
I didn’t get it.(聞き取れませんでした。)
What do you mean? (どのような意味ですか?)
Could you speak more slowly? (もう少しゆっくり話して頂けますか?)
何度も聞き返して失礼になると思われる場合や、聞いても同じ事を繰り返されて意味が分からないときは、例えばHow would you like to pay your deposit?の質問でdepositが分からなかった場合、Sorry, I will pay what? (すみませんが、私が何を支払うということですか?)という表現や、What is that? deposit ? (それは何ですか?デポジットとは?)などと言えばその意味についてもう一度説明してくれるかと思います。
次に、幾つかのよくある場面を例にしてなるべく簡単な表現で答える方法をご紹介します。
①空港の入国審査
係員:What’s the purpose of your visit?(旅行の目的は何ですか?)
答え:Sightseeing/Holiday .(観光です。/休暇です。)
係員:How long do you stay here?(滞在期間は?)
答え:Five days.(5日間です。)
係員:What’s your occupation? (あなたの職業は?)
答え:I am retired. (退職しています。)
※通常の観光旅行の場合にはあまり多くは質問されることは無いと考えて良いでしょう。また、両手指の指紋「fingerprint」(フィンガープリント)や小型カメラで写真を取られることがありますので係員の指示に従って下さい。
②ホテル
係員:Hello, how can I help you?(こんにちは、いらっしゃいませ。)
答え: I have a reservation tonight. Check in please.
(今晩予約しているのですが、チェックインお願いします。)
係員:Certainly. Could I see your passport please?
(かしこまりました、パスポートのご提示お願いします。)
Please fill in this registration form. (こちらの予約カードにご記入下さい。)
係員:How would you like to pay your deposit? Cash or credit card?
(預かり金の支払い方法はどうなさいますか?現金かカードなど。)
答え:I will pay by credit card. (カードで払います。)
係員:Could I copy your credit card, please?
(クレジットカードの写しを取らせて頂けますか?)
※海外のホテルではチェックイン時に預かり金(ディポジット)としてカードまたは現金が必要です。追加支払いの分、例えばレストラン代金などの保証の為に一定の金額を事前に預け、チェックアウト時に精算が無ければ、返金またはカードが自動キャンセルされ請求されません。
※ホテルの部屋の飲み物が無料なのか分かりにくい場合があると思います。
Complimentaryと表示されていれば無料でFreeと同じ意味になります。
※荷物を預かって欲しい場合はCould you keep my luggage (before check in / after check out)? (チェックイン前に/チェックアウト後に荷物を預かって頂けますか?)と尋ねます。
③タクシー
ドライバー:Where are you going? (どちらまでですか?)
答え:~ ,please. (~「場所」までお願いします。)
About how much does it take?(いくら位ですか?)
ドライバー:It’s gonna be about 20 dollars. (20ドルくらいになります。)
※時々外国人には高い料金を請求してくる事がありますので、心配であれば先にメーター制かどうか尋ねたり値段を乗車前に確認しても良いと思います。また無理な値段交渉はトラブルの元です。流しではなくホテルで呼んでもらったり、 タクシー乗り場から乗った方が安全です。
Do you use meter? (メーター使いますか?)
Can you call a taxi for me? (タクシーを呼んで下さい。)
ドライバー:Almost here. (もうすぐ着きます。)
答え: Stop here, please. Keep the change.
(ここで止まって下さい。おつりは結構です。)
※チップの習慣がある国では料金の10%〜15%くらいを支払いますので、少し多めに渡しておつりをチップにすれば簡単です。また、少なめにお釣りを貰って残りをチップにする場合は例えばお釣りの額を指定して「 10 dollars change, please」(お釣りを10ドルだけ下さい)と言えば伝わります。
④レストラン
店員:Are you ready to order? (ご注文は宜しいですか?)
答え:Yes./ Not, yet. (はい。/まだです。)
I am having this salad and this soup. (このサラダとスープを下さい。)
Can we have small plates? We are going to share that. (皆でシェアするので小皿を下さい。)
店員:Anything else? (他には宜しいですか?)
答え:No, that’s all. (いいえ、それで全部です。)
<食事後に>
店員:How is everything? (如何ですか?)
答え:Very good! I like the soup. (とても良かったです。スープ美味しかったです。)
店員:Would like some dessert? (食後のデザートは如何ですか?)
答え:No, thank you. I’m full. (もうお腹一杯です、ありがとう。)
Can I have the bill? (お勘定をして頂けますか?)
店員:Sure. (もちろんです。)
※欧米などでは担当スタッフが決まっている場合が多く、その場合は自己紹介から始まり最後のお会計まで担当が行います。食事の感想を聞かれたり、都度状況確認をしてきたり、気さくに日常会話をすることも普通です。自由に感想や要望を伝えてみたり、世間話を楽しんだりするチャンスです。
⑤買い物
店員:Hi there, how are you doing ? (いらっしゃいませ、こんにちは。)
答え:Hi, I’m good, thank you. I ’m just looking.
(こんにちは、どうも。ちょっと見てるだけなんです。)
Do you have a small size for this? (こちらのSサイズはありますか?)
店員:Here you are. (はい、こちらです。)
答え:Can I try this on? (試着していいですか?)
<試着を終えて>
店員:How was it? (ご試着は如何でしたか?)
答え:I like this, but let me think about it. (気に入ったのですが、もう少し考えたいです。)
※How are you? と挨拶されたらGood, how are you? などと軽く挨拶で答えましょう。日本語の一方的ないらっしゃいませの呼びかけとは少し習慣が異なります。
まとめ
いくつかの英会話フレーズをご紹介しましたが、海外旅行用の英会話フレーズは決まったものが多いので、ここでご紹介したフレーズだけでも知っておくと、海外旅行が何倍も楽しくなることでしょう。
現地の人と会話するのも海外旅行の楽しみのひとつです。
だいたい決まって「Where are you from?」(どこから来たの?)は必ず聞かれると思います。
「I’m from japan.」(日本から来ました。)と答えたら、「Have you ever been to Japan?」(日本に行ったことがありますか?)や、「Have you heard of Ichiro?」(イチローを知っていますか?)など、ひと言プラスしてみると会話も弾みやすくなるでしょう。
そして会話の最後には、「It was nice talking to you!」(お話しできてたのしかったです!)
と、伝えましょう。
楽しい旅になりますように!
Have a nice trip!
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