ベスト5 アンコール遺跡群
アンコール遺跡群は9世紀初めから15世紀 前半にかけて栄えたクメール王国のアンコール王朝が残した建造物群です。
長年、密林の中から発見されずにいました。
1992年に世界遺産(文化遺産)に登録されました。
内戦の影響などで崩壊の危機にありましたが、国際支援により2004年には危機遺産から外れるまでに至りました。
シェムリアップを起点として大小数百もの遺跡が点在しています。
中でも有名なアンコールワットは一生に一度は行ってみたい、行って良かった世界遺産として多く取り上げられています。
シェムリアップへの行き方
直行便が運行していないため成田・関西・中部などからバンコクやハノイ経由で8-10時間。
ツアー予算: 49,000円-74,000円 (成田発4泊5日)
観光でもビザが必要ですが、入国の際にアライバルビザを取得することが出来ます。
見所
【アンコールワット】
12世紀前半にスーリヤバルマン2世により建造されたヒンドゥー教寺院。
アンコールとは王都、ワットとは寺院を意味します。
王のお墓として建てられ、死を意味する西向きに建てられています。
第一回廊には精巧な彫刻が刻まれており、ヒンドゥー教における天地創造神話である乳海攪拌(にゅうかいかくはん)として亀や大蛇が描かれています。
第三回廊は仏足日には上ることが出来ません。
【アンコールトム】
12世紀前半にジャヤバルマン7世によって建てられた仏教寺院。
見所は中心にあるバイヨン寺院で、『クメールの微笑み』と呼ばれている神々の顔の像と第一回廊の壁画です。
【ベンメリア】
シェムリアップから北東へ約60キロにある大型寺院。
崩れた遺跡から生い茂る木々が、まるでジブリの「天空の城ラピュタ」に登場しそうだと日本人に人気の場所です。
最近まで地雷撤去作業をしていたため、殆ど修復されていない状態が残っています。
雨季の5月下旬から10月は足元は悪いですが、苔が一層生い茂って幻想的になります。
【タプローム】
ジャヤバルマン7世が母を弔うために建てたと言われる仏教寺院。
至るところでガジュマルの巨木が遺跡に絡みついています。
映画「トゥームレーダー」の撮影の舞台にもなりました。
【プノンバケン】
900年ころヤショヴァルマン1世により作られたヒンドゥー教寺院です。
夕日鑑賞のベストポイントとして知られており、アンコールワットを一望出来ます。
その他のプチ情報
交通
全て車などでの移動になります。
特に郊外の遺跡観光の際には単独行動はせず、信頼出来るガイドと同行するのがお勧めです。
雨季は道路状況が悪くなります。
武士の落書きが残されている
アンコールワットの柱には、1632年に森本右近太夫という武士が残した文字があります。
黒く塗りつぶされてしまって読みづらいですが、良く見ると漢字が書かれています。
朝日鑑賞ツアー
アンコールワットと朝日を見るツアーがあり、縁起物としても人気があります。
皆が昇る朝日を一斉にカメラに収めようとして少し混雑はしていますが、日中より暑くないのでその点でもお勧め出来ます。
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