お孫さんがいると、様々なお祝いがありますよね。
出産祝い、入学祝い、合格祝い、毎年の誕生日など。
かわいいお孫さんには、たくさんのお祝いをしてあげたいものです。
ですが、どのくらいのお祝いをするのが相場なのでしょうか?
お祝いは気持ちですので、しっかりとした決まった金額がある訳ではありませんが、おおよその相場はあるようです。
それぞれのお祝いを別にまとめてみました。
極端に少なかったり、また多すぎてもお祝いを受け取ったお孫さんのご両親が困ってしまうというケースもあるようですので、お祝いをする際の参考にされてください。
内孫と外孫の違い
お孫さんのお祝いする際に、内孫と外孫の違いを気にする方がいます。
そもそも内孫とは、直系の孫のことで、外孫とは結婚して他家に嫁いだ子供の子を外孫のことをいいます。
また別の説として、自分と同じ名字なら内孫。
自分と名字が違う場合は外孫とする場合もあるようです。
内孫と外孫でお祝いは変えるべきなのでしょうか?
戦前までは重きを置いていた考え方ですが、ここ最近は内孫と外孫の違いを意識することは少なくなりました。
若い世代には「内孫・外孫」という言葉自体を知らない方も多くいます。
「内孫だから奮発したい」と思われる方も多いでしょうが、あまりお孫さんの中で差を付けてしまうと、差を付けられた方が気分を害しかねません。
相手とのかねあいもありますので、お孫さんには平等にお祝いをしてあげてください。
出産祝い
まず最初のお祝いは、出産祝いです。
お孫さんの誕生を祝う大切なお祝いですので、奮発したくなりますよね?
赤ちゃんが産まれると様々な出費がかかります。
病院の出産入院費以外にも、紙おむつや粉ミルク、肌着やベビーベットなど必要なベビーグッズはたくさんあります。
里帰り出産の場合、さらに滞在している間の光熱費や食費などもかかります。
赤ちゃんが産まれる前に、どのくらいの援助が必要か、どんなものが必要なを聞いておくのが良いでしょう。
この時に大切なのは、相手の親も交えて相談して決めることです。
金額的にバランスが取れないようだと、相手の親が気まずい思いをしてしまうことがあるので、それは避けましょう。
お祝いの仕方や金額は、それぞれの家庭や出産スタイルによっても変わってきますが、あるていどの目安を基準に考えていくと良いと思います。
一般的な統計からみると、出産祝いの相場は5万円〜10万円です。
初孫だから内孫だからと、極端に奮発するのは避けた方が無難です。
奮発された方は嬉しいですが、そうではない方は悲しくなるというケースがあるからです。お孫さんが何人もいる場合は注意しましょう。
現金でのお祝いに加えて、必要なベビーグッズをお祝いで買ってあげるというのも多いです。
ベビーグッズを購入する際には、子供の趣味や希望がありますので自分たちの判断だけで買わない方が安心です。
せっかく買ってあげたのに「欲しかったのは、これじゃない」とがっかりされるのは良くある話です。
里帰り出産の場合は、ベビー用品一揃えを準備して、滞在中にかかる食費などを負担してあげて、現金でのお祝いは渡してないと言う場合もあります。
現金やベビーグッズなど必要なものをリストアップし、相手の親と金額の差があまりでないように相談して決めるのがオススメです。

入学祝い・合格祝い
お孫さんの入学祝いは、小学校・中学校・高校・大学とそれぞれ違ってきます。
お孫さん自体も大きくなり、お祝いも親ではなく直接お孫さんに渡す場合もあります。
高校入試や、大学入試に合格した時もお祝いを渡す場合がありますが、入学のお祝いと一緒に渡すというケースもあります。
小学校入学祝い
現金の相場は、2万円〜5万円程度が多いようです。
さらに小学校入学の場合は、特にランドセルと学習机の購入がポイントになってきます。
特にランドセルは、近年おじいちゃんおばあちゃんがプレゼントするものという認識が一般的になっています。
また人気のランドセルは早くに予約が必要になる場合もありますので、どちらの親がどのように買うのか事前に決めておきましょう。
なおランドセルや学習机は高額なので、そちらを買う場合は現金を改めて渡さない場合もあるようです。
もしランドセルを買うなら事前に種類や相場などは調べておいたほうがいいでしょう。
ランドセルについて詳しいサイトをご紹介しておきます。
中学校入学祝い
中学校に進学する時には、学習机など基本的な学習道具はそろっている場合が多いので、制服を買う費用に充ててもらうように現金でのお祝いが多いようです。
現金での相場は、3万円~5万円程度です。
入学後に部活に必要な道具を買ってあげたり、図書カードを贈ったりすることもあるそうです。
高校入学祝い・合格祝い
公立か私立かで、子供(孫の親)の負担が大きく変わってきます。
私立の場合は入学金だけでも結構な額が必要になる学校もありますので、そのあたりを考慮して援助してあげれたら良いですね。
現金での相場は、3万円~5万円程度です。
中学校の時と差はありませんが、これ以外に通学に必要な自転車や定期、時計などプレゼントの額があがっています。
大学入学祝い・合格祝い
大学進学となると、必要になる金額も大きくなっていきます。
入学金や授業料だけでもかなりの金額になります。
加えて、一人暮らしを始めるという場合には、引っ越しの費用や冷蔵庫などの家電、生活に必要なものを一式準備しなくてはいけません。
現金での相場は、10万円~30万円程度です。
高校までとは違い、金額が大きくなりますので事前に準備をしておかなくてはいけません。
誕生日祝い
誕生日のお祝いは、毎年の楽しみですよね。
お孫さんも楽しみしていることと思います。
誕生日祝いは、年齢とともに金額も上がっていきますが、小学生の低学年くらいまでは欲しいおもちゃを買ってあげるというのが一番多いです。
相場では、2000円〜3000円程度のおもちゃです。
その後、少しずつ金額が上がっていき、だいたいおもちゃではなく現金を渡すようになっていきます。
小学生は3000円程度。
中学生は5000円程度。
高校生は5000円〜1万円程度。
現金ではなく、図書カードをプレゼントする場合もあります。
渡す時には、注意が必要です。
目の前でお財布からお金を出して、そのまま渡すのは避けましょう。
これでは、お祝いの気持ちが伝わりません。
どんなに仲が良くても、親族でも、きちんとした袋に入れて渡してあげましょう。
お孫さんが小さいなら写真をプリントしたケーキはいかがでしょう?
たった一つのオリジナルケーキなので、喜ぶこと間違いないでしょう!
ただし、事前に連絡しておかないとケーキのバッティングなってしまいますよ。
まとめ
お祝い | 相場 |
出産祝い | 5万円〜10万円程度 |
小学校入学祝い | 2万円〜5万円 |
中学校入学祝い | 3万円〜5万円程度 |
高校入学祝い・合格祝い | 3万円〜5万円程度 |
大学入学祝い・合格祝い | 10万円〜30万円程度 |
誕生日祝い 就学前 | 2000円〜3000円程度のおもちゃ |
誕生日祝い 小学生 | 3000円程度 |
誕生日祝い 中学生 | 5000円程度 |
誕生日祝い 高校生 | 5000円〜1万円程度 |
お孫さんの成長に合わせて、お祝いを贈る機会がたくさんあります。
気持ちだから金額の大小は関係ないと言いたいところですが、お孫さんとだけのやり取りという訳ではなく、子供や相手の親とのかねあいが出てきます。
気まずい思いをしたり、気をつかわせたりすることがないように、お互いにバランスをとって気持ち良くお祝いしてあげるのが一番ですね。
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