ベスト1 パエリア
美食の国スペインが発祥のパエリア。
お米と魚介類を使った旨みたっぷりの料理で日本人の口に合うため非常に人気が高いです。
バルセロナには数々の名店がありますが、元々は東部バレンシア地方の農村の料理でした。
スペインを代表する料理の一つで、サングリアやシードルと言ったお酒にも良く合います。
国:スペイン
平均予算:3,000円-5,000円
お勧めポイント
①料理について
両側に取っ手の付いた平底の浅い専用のフライパンでシーフードや野菜などの具を炒めて、出汁や水を入れ、米と一緒に炊き上げる料理です。
サフランを入れて少し黄色く色づけされています。
アラブ人が稲作を持ち込んだバレンシア地方の農家から広まり、外で薪を使って調理していました。
今もお祭りなどの行事の際に屋外で大きな鍋を使って作られる事が多いです。
またスペインでは昼食に重点を置いている為、本来はランチタイムに食べるそうです。
②お勧めの食べ方
鍋が熱い為、注意しながらスプーンでライスを鍋からこそげ取るようにします。
お焦げを好んで食べられる場合があります。
またお米の芯が少しだけ残ったアルデンテが良いとされています。
最低2-3人前からの注文を受け付ける場合が多く、それでも量が多いので、大勢で食べるのがよりお勧めです。
バルセロナでは毎週木曜日がパエリアの日となっており、大きな鍋で調理してくれて1人前から食べる事が出来ます。
③種類
人気のシーフードの漁師風パエリアなどの他に、鶏肉やうさぎの肉を使った伝統的なバレンシア風があります。
また真っ黒なイカ墨のパエリアのアロス・ネグロ(Arroz negro)は濃厚でとても味わい深く絶品です。
お米の代わりに細かく折ったパスタを炊いたフィデウア(Fideua)と呼ばれるパエリアも日本ではまだ珍しくお勧めです。
主なお勧めレストラン
●ラス・キンザ・ニッツ(Les Quinze Nits):
バルセロナのリーズナブルでお洒落な人気店。
お店の一押しはイカ墨のパエリアです。
●エル・カングレホ・ロコ(El Cangrejo Loco):
バルセロナの海沿いにある大型のレストランです。
現地在住の方も日本人の口にも合うと非常にお勧めされており、夏場のテラス席は眺めも最高です。
●ボン・アイレ(Bon Aire):
元祖のバレンシアにある老舗パエリア専門レストランです。
バレンシア風だけでなく、魚介やパスタパエリアもあります。
気をつけるべきこと
①出来上がるまで時間がかかる
通常炊き上がるのに30分程かかりますので、時間にはたっぷりと余裕を見るようにしましょう。
それまではタパスとワインなどで優雅に待つのがお勧めです。
②具には期待出来ない事がある
炊き上げるのに長時間をかける為、一緒に入れた殻のままの海老や貝などは水分が飛び、食べてもそれ程美味しくない事があります。
殻を剝くのが大変だったり特別食べたく無ければその必要はありません。
③地方により水分量などの好みが異なる
若干炊き上がりの好みは分かれており、例えばバレンシア地方ではわずかに芯の残るアルデンテが好まれます。
一方バルセロナなどのカタルーニャ地方などは水分を飛ばし過ぎない方が好まれる為、思ったよりお焦げやアルデンテではない場合があります。
お勧め度
味わい深さ:5
見た目の美しさ:5
ボリューム:5
コストパフォーマンス:5
日本での珍しさ:4
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